[29日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラが、セダン「モデルS]のソフトウエア更新によって電池の最大電圧が一時的に低下したとして同モデル1743台の所有者が起こした損害賠償請求訴訟について、150万ドルの支払いによる和解に合意したことが、裁判所資料で明らかになった。
サンフランシスコの連邦地方裁判所に28日に提出された資料によると、所有者はそれぞれ625ドルを受け取ることになり、これは「一時的に低下した最大電圧の比例配分した額の何倍もの」水準だという。
テスラにコメントを求めたが、回答はまだない。
原告側の弁護団によると、「電圧の低下は一時的で、10%の低下が約3カ月続いたのに加え、7%の低下が7カ月続いた。その後、2020年3月に問題を是正するソフトウエア更新がリリースされた」と説明した。
裁判所は和解案に関する意見聴聞を12月9日に開くと発表した。