以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株ファイター」氏(ブログ「株ファイターの株報道」)が執筆したコメントです。
フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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2017年7月21日12時に執筆
近年、二次電池として様々な分野で活用が進んでいるリチウムイオン電池。
生産数が伸びていることからスケールメリットによってコストが下がり、活用分野は着実に広がっているな。
今後注目すべき用途としては、自家発電システムや電気自動車に付属する蓄電池だろう。
■再生可能エネルギー普及で蓄電池需要にも期待
日本は原発活用の方針を崩していない。
また、アメリカではトランプ大統領がパリ協定からの離脱を表明し、地球温暖化対策に後ろ向きとみられている。
しかし、世界的には再生可能エネルギーの普及が進みつつある。
日本でも太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの活用は着実に進められている。
電力自由化に伴う新電力のなかには環境を重視するところがあるほか、家庭や企業が小規模な太陽光発電を行うケースがあるぞ。
再生可能エネルギーは環境にやさしいメリットがある一方で、発電量が変動しやすい。
そのため、安定した電源を確保するためには蓄電池が不可欠だ。
現在ではFIT(固定価格買取制度)により余剰電力を電力会社に売却しているケースが多い。
しかし太陽光発電におけるFIT価格は引き下げが進んでおり、売電収入を得るよりも蓄電システムを導入するほうが好採算となる確率が高まりそうだぜ。
■電気自動車(EV)用蓄電池としても活躍
リチウムイオン電池が活躍するのは再生可能エネルギー設備だけではない。
多くの自動車会社が開発を進めている電気自動車(EV)にもリチウムイオン電池が搭載されることになるはずだ。
リチウムイオン電池は充電ができる二次電池のなかでも容量が大きく、大量の電気を高密度に蓄電することが求められるEV向けとして適しているぞ。
リチウムイオン電池自体の性能も向上しており、1回の充電でより長い距離を走行できるEV開発が進んでいる。
ガソリン価格と比べて複数のエネルギー源により発電される電気料金は安定しやすく、エネルギーコストに敏感なドライバーにEVは支持されるだろう。
米テスラなどEV開発に注力することで自動車業界でのシェア拡大を目指す企業もあることから、EV市場が今後急拡大する可能性も大いにあるぜ。
■リチウムイオン電池関連銘柄が注目されている理由
リチウムイオン電池関連銘柄は、再生可能エネルギー普及やEV開発が前進していることから注目を集めているな。
リチウムイオン電池が高性能となり、かつ低コストで入手できるようになれば、再生可能エネルギーやEVの普及も加速すると見込まれるぜ。
相乗効果によりリチウムイオン電池ビジネスも拡大することになるだろう。
直近ではEV開発大手の米テスラが新型の「モデル3」の出荷を開始する見通しとなっており、性能向上を体感するドライバーが増えれば、EV普及に弾みがつくことになりそうだ。
テスラ株に対する評価は分かれているが、成長期待の高さは否定できない。
世界で走る自動車の大半がガソリン車である現状を踏まえると、EVが本格普及すれば蓄電池需要は爆発的に伸びるぞ。
EV成長を見込んだリチウムイオン電池関連銘柄への資金流入が期待されるぜ。
■株ファイターオススメのリチウムイオン電池関連銘柄
(T:4080)田中化学研究所
同社は電池材料ビジネスに取り組んでいる。
リチウムイオン電池向けとしては正極材料を製造しており、リチウムイオン電池需要の伸びが販売増に直結するぞ。
高性能な二次電池需要の拡大とともに業績を伸ばすことが期待できるぜ。
(T:5563)新日本電工
同社はリチウムイオン電池向けの正極材料を製造している。
大容量かつ高密度な蓄電池開発に尽力していることから、長距離走行を目指すEVにも搭載しやすいぞ。
通常のEVのほか小型EVや電気バスなどへの展開も睨んでいるようで、幅広いEVビジネスに関わっているぜ。
(T:6617)東光高岳
同社では急速充電器ビジネスに取り組んでいる。
EV普及が進むとなれば、急速充電設備の充実も必要不可欠になる。
ガソリンスタンドが全国各地に存在することから、EVがガソリン車並みに普及すれば充電器需要は爆発的に増えると見込まれるぜ。
■一言
リチウムイオン電池関連銘柄は、EV開発や再生可能エネルギー普及とともに注目度を高めている。
EV開発大手の米テスラの動向を中心に、今後も関連銘柄に注目していきたいところだ。
今回のリチウムイオン電池関連銘柄は、今挙げた3つの銘柄のほかに、自身のブログ【株ファイターの株報道】にてさらにいくつか紹介している。
そっちの方もチェックしてみてくれ。
その他にも、話題のテーマ株であるIoT関連、人工知能関連、フィンテック関連、ドローン関連、自動運転関連、TPP関連、バラスト水処理関連、トランプ関連や個人的に注目しているリニア中央新幹線関連、ロボット関連、リチウムイオン電池関連、ZMP関連などの情報を無料で公開しているから、興味があったら【株ファイターの株報道】と検索だ!
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執筆者名:株ファイター
ブログ名:株ファイターの株報道
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2017年7月21日12時に執筆
近年、二次電池として様々な分野で活用が進んでいるリチウムイオン電池。
生産数が伸びていることからスケールメリットによってコストが下がり、活用分野は着実に広がっているな。
今後注目すべき用途としては、自家発電システムや電気自動車に付属する蓄電池だろう。
■再生可能エネルギー普及で蓄電池需要にも期待
日本は原発活用の方針を崩していない。
また、アメリカではトランプ大統領がパリ協定からの離脱を表明し、地球温暖化対策に後ろ向きとみられている。
しかし、世界的には再生可能エネルギーの普及が進みつつある。
日本でも太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの活用は着実に進められている。
電力自由化に伴う新電力のなかには環境を重視するところがあるほか、家庭や企業が小規模な太陽光発電を行うケースがあるぞ。
再生可能エネルギーは環境にやさしいメリットがある一方で、発電量が変動しやすい。
そのため、安定した電源を確保するためには蓄電池が不可欠だ。
現在ではFIT(固定価格買取制度)により余剰電力を電力会社に売却しているケースが多い。
しかし太陽光発電におけるFIT価格は引き下げが進んでおり、売電収入を得るよりも蓄電システムを導入するほうが好採算となる確率が高まりそうだぜ。
■電気自動車(EV)用蓄電池としても活躍
リチウムイオン電池が活躍するのは再生可能エネルギー設備だけではない。
多くの自動車会社が開発を進めている電気自動車(EV)にもリチウムイオン電池が搭載されることになるはずだ。
リチウムイオン電池は充電ができる二次電池のなかでも容量が大きく、大量の電気を高密度に蓄電することが求められるEV向けとして適しているぞ。
リチウムイオン電池自体の性能も向上しており、1回の充電でより長い距離を走行できるEV開発が進んでいる。
ガソリン価格と比べて複数のエネルギー源により発電される電気料金は安定しやすく、エネルギーコストに敏感なドライバーにEVは支持されるだろう。
米テスラなどEV開発に注力することで自動車業界でのシェア拡大を目指す企業もあることから、EV市場が今後急拡大する可能性も大いにあるぜ。
■リチウムイオン電池関連銘柄が注目されている理由
リチウムイオン電池関連銘柄は、再生可能エネルギー普及やEV開発が前進していることから注目を集めているな。
リチウムイオン電池が高性能となり、かつ低コストで入手できるようになれば、再生可能エネルギーやEVの普及も加速すると見込まれるぜ。
相乗効果によりリチウムイオン電池ビジネスも拡大することになるだろう。
直近ではEV開発大手の米テスラが新型の「モデル3」の出荷を開始する見通しとなっており、性能向上を体感するドライバーが増えれば、EV普及に弾みがつくことになりそうだ。
テスラ株に対する評価は分かれているが、成長期待の高さは否定できない。
世界で走る自動車の大半がガソリン車である現状を踏まえると、EVが本格普及すれば蓄電池需要は爆発的に伸びるぞ。
EV成長を見込んだリチウムイオン電池関連銘柄への資金流入が期待されるぜ。
■株ファイターオススメのリチウムイオン電池関連銘柄
(T:4080)田中化学研究所
同社は電池材料ビジネスに取り組んでいる。
リチウムイオン電池向けとしては正極材料を製造しており、リチウムイオン電池需要の伸びが販売増に直結するぞ。
高性能な二次電池需要の拡大とともに業績を伸ばすことが期待できるぜ。
(T:5563)新日本電工
同社はリチウムイオン電池向けの正極材料を製造している。
大容量かつ高密度な蓄電池開発に尽力していることから、長距離走行を目指すEVにも搭載しやすいぞ。
通常のEVのほか小型EVや電気バスなどへの展開も睨んでいるようで、幅広いEVビジネスに関わっているぜ。
(T:6617)東光高岳
同社では急速充電器ビジネスに取り組んでいる。
EV普及が進むとなれば、急速充電設備の充実も必要不可欠になる。
ガソリンスタンドが全国各地に存在することから、EVがガソリン車並みに普及すれば充電器需要は爆発的に増えると見込まれるぜ。
■一言
リチウムイオン電池関連銘柄は、EV開発や再生可能エネルギー普及とともに注目度を高めている。
EV開発大手の米テスラの動向を中心に、今後も関連銘柄に注目していきたいところだ。
今回のリチウムイオン電池関連銘柄は、今挙げた3つの銘柄のほかに、自身のブログ【株ファイターの株報道】にてさらにいくつか紹介している。
そっちの方もチェックしてみてくれ。
その他にも、話題のテーマ株であるIoT関連、人工知能関連、フィンテック関連、ドローン関連、自動運転関連、TPP関連、バラスト水処理関連、トランプ関連や個人的に注目しているリニア中央新幹線関連、ロボット関連、リチウムイオン電池関連、ZMP関連などの情報を無料で公開しているから、興味があったら【株ファイターの株報道】と検索だ!
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執筆者名:株ファイター
ブログ名:株ファイターの株報道