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インテリックス Research Memo(6):在庫圧縮により財務体質を強化、自己資本比率は30%弱まで回復

発行済 2024-02-14 17:06
更新済 2024-02-14 17:16
*17:06JST インテリックス Research Memo(6):在庫圧縮により財務体質を強化、自己資本比率は30%弱まで回復 ■業績動向

3. 財務状況と経営指標
インテリックス (TYO:8940)の2024年5月期第2四半期末の資産合計は前期末比6,172百万円減少の39,457百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が840百万円増加した一方で、販売用不動産が5,576百万円減少し、固定資産では有形固定資産が1,618百万円減少した。
前述のとおり、収益不動産物件の売却を進めたことが減少要因となっている。
単体ベースの販売用不動産の内訳を見ると、通常物件が同73億円減少の107億円となった一方で、リースバック物件を固定資産から振替えたことにより賃貸物件が同19億円増加の91億円となった。
また、固定資産に含まれる長期保有収益物件は同20億円減少の99億円となり、収益不動産物件合計では同66億円減少の297億円となった。


負債合計は前期末比6,182百万円減少の27,673百万円となった。
収益不動産物件の売却資金を借入金の返済に充当したことにより、有利子負債が6,210百万円減少したことが主因だ。
純資産合計は前期末比9百万円増加の11,783百万円となった。
配当金75百万円の支出があった一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益72百万円の計上と、自己株式の処分8百万円及びその他有価証券評価差額金の増加4百万円が増加要因となった。


経営指標を見ると、収益不動産物件の売却による資産及び有利子負債の減少により、自己資本比率が前期末の25.8%から29.8%に上昇し、有利子負債比率が264.4%から211.4%に低下するなど、財務体質の改善が進んだと言える。
財務体質が脆弱になれば、金融機関からの借入れも厳しくなるため、今後もこれら経営指標を意識しながら事業を展開する方針である。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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