日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNI:>
前場終値 9471.92 -175.87 前場終値 9470 -170
寄り付き 9548.81 寄り付き 9530
安値/高値 9454.9─9557.39 安値/高値 9450─9550
出来高(万株) 105347 出来高(単位) 38547
-------------------------------------------------------------------------------
[東京 8日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均株価は続落。米株安、円高
のほか、寄り付き前に発表された5月機械受注の予想下振れを嫌気し、先物主導で売りが
加速。6月1日以来の9500円割れとなった。米国株式市場では追加景気対策への観測
が台頭し、7日のダウ<.DJI>は8200ドル割れの水準に下落。3月以降の上昇局面の背
景にあった景気回復への期待が足元で急速に後退しており、日米株ともに調整色を強めて
いるという。
前場の東証1部騰落数は値上がり216銘柄に対して値下がり1400銘柄、変わらず
が71銘柄だった。東証1部売買代金は7064億円。
インベストラスト代表の福永博之氏は「きょうの午前は先物で大きく下げた後、いつも
のような買い戻しが入らず動きが止まった」ことに警戒感を示している。「買い戻しが鈍
くなると、市場心理が弱まりプラスの材料にも反応しなくなる恐れがある」(福永氏)と
いう。
別の市場関係者は「予想外に悪かった6月米雇用統計をきっかけに景気回復期待が後退。
市場はネガティブなニュースに反応しやすくなっており、ヘッジファンドなどのリスク
マネーが巻き戻しを進めているようだ」(準大手証券)と指摘している。
一方、市場が経済指標などに過度に反応しているとの声もある。SMBCフレンド証券
投資情報部部長の中西文行氏は「米雇用統計ショックが尾を引き海外勢の売りが出ている
ようだが、米自動車大手2社の破たんを考えれば雇用が悪化するのは当然」と述べた。中
西氏は、日経平均は13週移動平均線に到達し、押し目買いが入る水準とみている。
業種別では、電気・ガス、海運が買われた。一方、非鉄金属、不動産、証券、自動車の
下げが目立った。
個別銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>、ソニー<6758.T>、キヤノン
<7751.T>など主力輸出株が軒並み軟調。みずほフィナンシャルグループ<8411.T>、三菱U
FJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>など
の大手銀行株も売られた。
武田薬品工業<4502.T>がしっかり。 がん治療薬「CBP501」の第2相試験開始を
発表し、材料視された。ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>は朝方の下げから
前日比変わらずまで戻した。「個人投資家の買い意欲は引き続き強い」(国内証券)とい
う。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)
(akiko.ishiwata@thomsonreuters.com;03-6441-1784;ロイターメッセージング:
akiko.ishiwata.reuters.com@reuters.net)
※記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。
*東証の空売りに関する情報は以下のURLをダブルクリックしてご覧ください。
http://www.tse.or.jp/market/data/karauri/index-market.html
http://www.tse.or.jp/market/juran/karauri/index.html
<.AV.T> 東証第1部出来高上位30傑
<.AM.T> 東証第1部売買代金上位30傑
<.PG.T> 東証第1部値上がり率上位30傑
<.PL.T> 東証第1部値下がり率上位30傑
<.NG.T> 東証第1部値上がり幅上位30傑
<.NL.T> 東証第1部値下がり幅上位30傑
<.AV.Q> ジャスダック出来高上位30傑
<.AM.Q> ジャスダック売買代金上位30傑
<.PG.Q> ジャスダック値上がり率上位30傑
<.PL.Q> ジャスダック値下がり率上位30傑
<.NG.Q> ジャスダック値上がり幅上位30傑
<.NL.Q> ジャスダック値下がり幅上位30傑
<.N225> 日経平均株価
<.TOPX> TOPIX(東証株価指数)
<.TOPXC> TOPIX CORE30
<.NOTC> 日経ジャスダック平均株価 <.MTHR> 東証マザーズ指数
<0#JNI:> 日経225先物
<0#SSI:> SGX日経225先物
<0#JTI:> TOPIX先物
<0#JNI*.OS> 日経225オプション