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Kenta:ビットコインの展望(1)【FISCOソーシャルレポーター】

発行済 2019-08-08 13:14
更新済 2019-08-08 13:21
© Reuters.  Kenta:ビットコインの展望(1)【FISCOソーシャルレポーター】

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家Kenta氏(Twitter:@ORCA_Signal)が執筆したコメントです。

フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

----※2019年8月1日に執筆はじめまして、Kentaと申します。

国内・海外仮想通貨グループの立上げ、ビットコインのOTC(相対取引)、仕手グループへの潜入などマーケットの表裏を含め仮想通貨界隈の色々な側面を見てきました。

今回からフィスコソーシャルレポーターとして記事を投稿することとなりました。

仮想通貨の市況や展望、トレードのポイント、マーケット裏の事情など仮想通貨関連のトピックを執筆していきますので是非お付き合い下さい。

第一回目ではビットコインの今後の展望について書いてみます。

直球なテーマですが仮想通貨をかじっている人にとっては気になるテーマでもあります。

17年後半、ビットコインは過去最高値まで急騰し、18年には一転急降下。

一時は2万ドルに迫る勢いから3000ドル台まで下げました。

マーケットでは阿鼻叫喚がこだまし、方々のメディアを通じて「ビットコインは死んだ」「ビットコインに未来は無い」という何も知らないコメンテーターからの声が湧いていたのも昨年急落の頃です。

結論から申し上げるとビットコインの今後の展望は、まだまだ明るいです。

しかし10年後は分かりません。

ここで終えては単なる妄想家と言われてしまいますので様々な視点から解説してみます。

基本的なことですがビットコインの価格は需給のバランスで決まります。

ビットコインの供給源はマイニング(仮想通貨の新規発行や取引承認に必要となる計算作業)ですが、詳細説明はスペースの関係上省略しますので調べてみて下さい。

大切なポイントとしてビットコインには上限発行枚数があるということです。

上限2100万枚であり、2140年以降は新たに発行されなくなります。

供給が止まるのです。

供給が止まり、需要があると仮定するならば価格はどうなるでしょうか?上がりますよね。

では、2140年以降どうなるのか?という議論が残りそうですが100年以上も未来のことなので誰にも分かりません。

ただ、ことビットコインに関しては100年以上先のことを今から心配するよりも5年後の大きな収益チャンスを取り逃す可能性を心配する方がより健全な発想だと思います。

次に需要面を考えてみます。

需要は大別して4つあります。

1つ目が決済手段としての需要です。

日本を含め世界各国でビットコインを決済手段として利用する店舗数は年々増加しています。

2つ目がトレードでの需要です。

仮想通貨トレードでは基軸通貨であるビットコインが必要です。

ビットコインを取引所や販売所を通じて法定通貨で購入する必要があります。

3つ目がヘッジ先としての需要です。

ビットコインには資産の代替物として利用できる特性があります。

資産には様々な形態があります。

現金、株券、債券、不動産、貴金属など経済的に金銭価値が認められるものです。

それらの金銭価値は増減します。

現金であっても内包する価値は変わります。

奇しくも本記事を執筆している前日19年7月31日に米国は約10年ぶりとなる利下げに踏み切りました。

利下げはインフレを誘引します。

インフレが意味する事は何でしょうか?物価の上昇、そして通貨価値の低下です。

インフレが起きている国の通貨は対外通貨やモノに対して減価します。

世界的にもインフレ傾向にあり、日銀だけではなく欧州中央銀行(ECB)も年率2%のインフレ目標を掲げています。

世界中の主要通貨が減価の路線を辿っているのです。

そして、それを我々以上に看過できない人達がいます。

膨大な資金力を持つ資産家であり、富豪であり、彼らを顧客にも持つ各種金融グループです。

彼らは資金の逃避先または運用先が必要になってきます。

この先、それら莫大な資金が向かう市場は株式市場でしょうか。

過去数年に渡り各国中央銀行は貨幣を膨大に増刷し直接的、間接的を問わず株式市場に流してきたこともあり、この数年高値の恩恵を受けてきました。

ただ、そのような流れが永久に続かない事は明白です。

事実、今年に入り株式市場にもきな臭さが増しており、いよいよ世界の株式市場は限界に近いというアナリストの意見も増えてきました。

それでは株式市場含め更に大きく膨れ上がった資金はどこへ向かうのでしょうか。

債券市場でしょうか、デリバティブでしょうか、それとも不動産でしょうか。

どれも不安が残るでしょう。

株式市場の崩壊は、それら市場へも大きく影響を及ぼすからです。

不動産であれば現物なので価値を下げる事はあってもゼロになることは、まずありません。

ただし、換金性や流動性に欠ける点を考えると資金の逃避先として必ずしも適しません。

金(ゴールド)は価値の担保という点で優れていますが非常に重たい物質なので保管や移動に相当な手間があります。

そこで注目されているのがビットコインです。

保管も送金も簡単です。

OTCを利用すれば極めて秘密裏に売買取引が可能となります。

この特性がビットコインに利用価値を見出しています。

最後の4つ目ですが文字数の制約上、次回に続けさせて頂きます。

----執筆者名:KentaTwitter:@ORCA_Signal

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