アクセル (T:6730)は28日、2020年3月期連結決算を発表した。
売上高が92.65億円、営業利益が3.93億円、経常利益が5.35億円、親会社株主に帰属する当期純利益が4.68億円となった。
なお、2020年3月期より連結財務諸表を作成しているため、対前年増減率は公表していないが、単体決算であった2019年3月期と比較すると大幅な増収増益での着地となった。
また、決算と同時に増配も公表した。
当初発表していた配当額1株当たり5円を1株当たり21円として株主総会に付議すると発表した。
LSI開発販売関連の売上高は90.68億円、セグメント利益は16.15億円となった。
パチンコ・パチスロ機向け製品では、グラフィックスLSIが在庫調整の影響を受けた前期に対し、約10万個増加となる約39万個の販売となった。
さらに、メモリモジュール製品は新規採用に加え、採用顧客の好調な販売動向に支えられ、大幅な販売増加となった。
新規事業関連は売上高が1.96億円、セグメント損失が6.41億円となった。
ミドルウェア、機械学習(AI)、ブロックチェーン、セキュリティ領域に向けたスタートアップ事業であり、ミドルウェア、機械学習(AI)領域での売上高が中心となっている。
2021年3月期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大と長期化により、先行き不透明な状況が続くものと予想しており、現段階では業績への影響を予想することが困難であると判断し、未定とした。
今後、合理的な予想が可能となった時点で速やかに公表するとしている。