トラスト・テック (TOKYO:2154)は、技術者派遣と製造請負の二本柱で展開する人材サービス会社。 上流の開発・設計から下流の製造・流通まで、一気通貫の人材サービスを提供している。
技術者派遣では、開発、設計や試験の業務へ自社の正社員技術者を派遣。
請負・委託事業では、業務の立ち上げから請負後の品質改善までサポートしている。
顧客企業の９割強が上場企業またはその子会社、半数以上が売上高１兆円超の大企業という強い顧客基盤を有する。
足元の業績では、2015年6月期決算は、売上高が前期比18.0%増の208.19億円、営業利益が同23.7%増の15.97億円、経常利益が同23.1%増の16.23億円、当期純利益が同28.5%増の10.24億円だった。
技術者派遣では、自動車メーカーを中心に技術者需要が旺盛だったほか、半導体製造装置関連企業からの人材需要も回復。
全国規模での中途採用でマッチングを進めたことが寄与した。
2016年6月期通期については、売上高が前期比36.9％増の285億円、営業利益が同44.0%増の23億円、経常利益が同41.7%増の23億円、当期純利益が同41.5%増の14.5億円を見込む。
前期に実施したＭ＆Ａ分の業績寄与が始まるほか、引き続き全国規模での技術系部門における高い人材需要に対し、採用や研修による技術者の増員を図る事でマッチングを進める。