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香港SOGOの利福国際は中間15%増益、新装開業の2号店が寄与

発行済 2015-08-04 09:41
更新済 2015-08-04 10:00
香港SOGOの利福国際は中間15%増益、新装開業の2号店が寄与
香港SOGO運営会社の利福国際集団(1212/HK)は3日、15年6月中間期の業績を発表し、純利益が前年同期比15.1%増の11億7155万香港ドル(約185億円、希薄化EPS:0.722香港ドル)に達したと報告した。
売上高は6.6%増の30億6815万香港ドル。
1株当たり0.289香港ドルの中間配当を予定している。
尖沙咀(チムサーチョイ)の香港SOGO2号店が14年末に移転・新装オープンし、収益拡大に貢献した(14年は1カ月半のみの営業)。
全体の粗利益率は26.3→26.5%(↑0.2ポイント)にやや改善している。
1090万香港ドルの為替差益も得た(前年同期は5830万米ドルの為替差損を計上)。
エリア別の売上高は、香港が5.9%増の23億8436万香港ドルに伸びた。
香港の小売市場が低迷するなか、主力の銅鑼湾(コーズウェイベイ)SOGOが1.4%減収と苦戦。
ただ、減収幅は市場全体とほぼ同水準に抑えている。
中国本土は9.2%増収の6億8378万香港ドル。
うち上海久光、蘇州久光(江蘇省)の両店舗が堅調で、売り上げは9.7%、5.1%ずつ拡大した。
一方、大連久光(遼寧省)は13.2%減収と振るわなかった。
一等商業地の銅鑼湾に位置する香港SOGO百貨店の経営権を01年5月に取得し、店舗ビル権益(95%)を買収した。
銅鑼湾店の売り場面積は、単一店舗として香港最大の3万3800平米。
05年9月に開業した尖沙咀(チムサーチョイ)の香港2号店は、14年12月に移転・新装オープンしている。
本土では04年10月、上海の大型ショッピングモールを買収し、上海久光百貨を開業。
その後、蘇州や大連などに久光百貨を相次いで出店した。
不動産事業を分離上場。
13年9月、本土・香港の不動産事業を利福地産発展(2183/HK)として香港にスピンオフ上場させた。
【亜州IR】

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