■中期経営計画
エイジア (T:2352)は2020年3月期までの中期経営計画を発表した。
中期経営ビジョンとしては、人工知能によるマーケティングの革新を進めるため、クロスチャネル対応のマーケティングプラットフォームの構築を実現していくことを掲げている。
インターネットやSNSが普及し、様々な情報が氾濫するなかで、消費者データの収集・分析や、販促活動におけるチャネルの最適化をAI技術の活用により、効率的に実現するサービスの開発・提供を行うことで、持続的な成長を進めていく計画だ。
最終年度となる2020年3月期の売上高は1,870百万円、営業利益は502百万円とそれぞれ年平均成長率では12.0%、20.5%の成長となる。
また、売上高営業利益率では2017年3月期実績の21.6%から2020年3月期は26.8%と一段と向上する計画となっている。
2018年3月期については人件費やサーバー増強投資などの費用増もあって、営業利益率は0.4ポイントの上昇にとどまるが、2019年3月期以降はクラウドサービスの増収効果によって利益率も2ポイント強ずつ上昇していく格好となり、長期的には30%の水準を目標にしている。
ROEに関しても現状の15%前後の水準から中期的に20%まで引き上げていくことを目指している。
事業別の売上見通しでは、主力のアプリケーション事業に加えて、コンサルティング事業についても2019年3月期以降は2ケタ成長を見込んでいる。
前述したように、「WEBCAS」シリーズについては「WEBCAS AR」などコンサルティング力が必要とされる製品が立ち上がってくることもあり、同社でもコンサルティングサービスを強化していく方針となっている。
成長戦略の重点施策として、アプリケーション事業では「製品開発の強化」「AI技術を有する企業との提携」「クラウドサービスの販売強化」を掲げ、また、コンサルティング事業では「既存大型案件の維持継続」「コミュニケーション戦略設計力の向上」「データ分析スキルの強化」を掲げており、これら施策に取り組むことで計画の達成を目指していく。
なお、2018年3月期以降の人員の増員計画としては、2018年3月期が前期末比17名増とやや多くなるが、2019年3月期は15名増、2020年3月期は14名増の計画となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
エイジア (T:2352)は2020年3月期までの中期経営計画を発表した。
中期経営ビジョンとしては、人工知能によるマーケティングの革新を進めるため、クロスチャネル対応のマーケティングプラットフォームの構築を実現していくことを掲げている。
インターネットやSNSが普及し、様々な情報が氾濫するなかで、消費者データの収集・分析や、販促活動におけるチャネルの最適化をAI技術の活用により、効率的に実現するサービスの開発・提供を行うことで、持続的な成長を進めていく計画だ。
最終年度となる2020年3月期の売上高は1,870百万円、営業利益は502百万円とそれぞれ年平均成長率では12.0%、20.5%の成長となる。
また、売上高営業利益率では2017年3月期実績の21.6%から2020年3月期は26.8%と一段と向上する計画となっている。
2018年3月期については人件費やサーバー増強投資などの費用増もあって、営業利益率は0.4ポイントの上昇にとどまるが、2019年3月期以降はクラウドサービスの増収効果によって利益率も2ポイント強ずつ上昇していく格好となり、長期的には30%の水準を目標にしている。
ROEに関しても現状の15%前後の水準から中期的に20%まで引き上げていくことを目指している。
事業別の売上見通しでは、主力のアプリケーション事業に加えて、コンサルティング事業についても2019年3月期以降は2ケタ成長を見込んでいる。
前述したように、「WEBCAS」シリーズについては「WEBCAS AR」などコンサルティング力が必要とされる製品が立ち上がってくることもあり、同社でもコンサルティングサービスを強化していく方針となっている。
成長戦略の重点施策として、アプリケーション事業では「製品開発の強化」「AI技術を有する企業との提携」「クラウドサービスの販売強化」を掲げ、また、コンサルティング事業では「既存大型案件の維持継続」「コミュニケーション戦略設計力の向上」「データ分析スキルの強化」を掲げており、これら施策に取り組むことで計画の達成を目指していく。
なお、2018年3月期以降の人員の増員計画としては、2018年3月期が前期末比17名増とやや多くなるが、2019年3月期は15名増、2020年3月期は14名増の計画となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)