政策の追い風を受け、中国の新車販売が急速に回復している。
今年11月の新車販売台数は、前年同月比20.0%増の250万8800台に達し、伸び率は前月の11.8%から8.2ポイント加速。
販売台数は昨年12月の241万100台を上回り、月次ベースの過去最高記録を更新した。
前月比でも12.9%増加している。
業界団体の中国汽車工業協会が10日報告した。
生産台数は前年同月比17.7%増の254万4200台に上り、こちらも過去最多を記録。
伸び率は前月の7.1%を10.6ポイント上回った。
前月比では16.2%増加している。
車種別では、乗用車の販売台数が前年同月比23.7%増の219万6800台、生産台数が21.6%増の223万200台。
乗用車販売の伸び率は、前月の13.3%から大幅に加速している(↑10.4ポイント)。
一方、商用車は販売台数が31万2000台、生産台数が31万4000台。
前年同月比でそれぞれ1.1%、3.7%ずつ減少した。
うち乗用車は4車種すべてで堅調。
スポーツ多目的車(SUV)、ミニバン(MPV)、セダン、クロスオーバーいずれも、販売台数が前年同月比でプラス成長を示している。
スポーツ多目的車(SUV)が72.1%増の71万6200台と引き続き高い伸びを見せたほか、MPVは8.8%増の21万8400台、セダンは9.1%増の117万600台を数えた。
クロスオーバーは7.0%増の9万1600台とプラスに転じている。
国別では、中国自主ブランド乗用車の販売台数が前年同月比26.9%増の92万1400台に伸びた。
乗用車販売全体に占める比率は41.90%と、前月を0.25ポイント上回っている。
前月比では14.2%増加した。
海外ブランド乗用車の販売台数では、前月に続きドイツ系が首位。
販売台数は前月の34万8900台から40万300台に増加した。
シェアは18.01→18.22%(↑0.21ポイント)に拡大している。
日系の販売台数も前月の31万2600台から34万5000台に伸びたが、シェアは16.14→15.71%(↓0.43ポイント)に低下。
これに米系の12.42%(24万1700台→27万2800台)、韓国系の8.20%(15万7900台→18万200台)、仏系の3.28%(6万6100台→7万2000台)が続いた。
日本大手の中国販売も回復傾向を強めた。
トヨタは13.5%増の10万4800台と、2カ月ぶりに前年実績を上回っている。
ホンダは32.7%増の9万836台、日産は21.9%増の12万2700台、マツダは10.3%増の2万2089台。
大手4社がそろって2ケタ増を記録するのは約2年ぶりという。
ただ、完成車の輸出は低迷が続く。
11月の海外輸出台数は前年同月比で25.4%減少し、5万5200台に落ち込んだ。
ただ、前月比では2.2%増加している。
車種別では、乗用車が前年同月比17.5%減の3万5300台、商用車が36.2%減の1万9900台。
前月比ではそれぞれ5.3%増、2.9%減で推移した。
1~11月の累計では、販売台数が前年同期比3.3%増の2178万6600台。
うち乗用車は5.9%増の1868万1300台、商用車は9.7%減の310万5400台を売り上げた。
生産台数は全体で1.8%増の2182万3900台だった。
同協会は今年の新車販売台数について、9月時点でマイナス成長に沈む可能性もあるとの見通しを示していたが、足元で底打ち回復が鮮明化してきた格好だ。
10月1日付で、小型車の車両購置税(自動車取得税)半減措置が導入されたため。
同措置は来年末まで実施される。
【亜州IR】
今年11月の新車販売台数は、前年同月比20.0%増の250万8800台に達し、伸び率は前月の11.8%から8.2ポイント加速。
販売台数は昨年12月の241万100台を上回り、月次ベースの過去最高記録を更新した。
前月比でも12.9%増加している。
業界団体の中国汽車工業協会が10日報告した。
生産台数は前年同月比17.7%増の254万4200台に上り、こちらも過去最多を記録。
伸び率は前月の7.1%を10.6ポイント上回った。
前月比では16.2%増加している。
車種別では、乗用車の販売台数が前年同月比23.7%増の219万6800台、生産台数が21.6%増の223万200台。
乗用車販売の伸び率は、前月の13.3%から大幅に加速している(↑10.4ポイント)。
一方、商用車は販売台数が31万2000台、生産台数が31万4000台。
前年同月比でそれぞれ1.1%、3.7%ずつ減少した。
うち乗用車は4車種すべてで堅調。
スポーツ多目的車(SUV)、ミニバン(MPV)、セダン、クロスオーバーいずれも、販売台数が前年同月比でプラス成長を示している。
スポーツ多目的車(SUV)が72.1%増の71万6200台と引き続き高い伸びを見せたほか、MPVは8.8%増の21万8400台、セダンは9.1%増の117万600台を数えた。
クロスオーバーは7.0%増の9万1600台とプラスに転じている。
国別では、中国自主ブランド乗用車の販売台数が前年同月比26.9%増の92万1400台に伸びた。
乗用車販売全体に占める比率は41.90%と、前月を0.25ポイント上回っている。
前月比では14.2%増加した。
海外ブランド乗用車の販売台数では、前月に続きドイツ系が首位。
販売台数は前月の34万8900台から40万300台に増加した。
シェアは18.01→18.22%(↑0.21ポイント)に拡大している。
日系の販売台数も前月の31万2600台から34万5000台に伸びたが、シェアは16.14→15.71%(↓0.43ポイント)に低下。
これに米系の12.42%(24万1700台→27万2800台)、韓国系の8.20%(15万7900台→18万200台)、仏系の3.28%(6万6100台→7万2000台)が続いた。
日本大手の中国販売も回復傾向を強めた。
トヨタは13.5%増の10万4800台と、2カ月ぶりに前年実績を上回っている。
ホンダは32.7%増の9万836台、日産は21.9%増の12万2700台、マツダは10.3%増の2万2089台。
大手4社がそろって2ケタ増を記録するのは約2年ぶりという。
ただ、完成車の輸出は低迷が続く。
11月の海外輸出台数は前年同月比で25.4%減少し、5万5200台に落ち込んだ。
ただ、前月比では2.2%増加している。
車種別では、乗用車が前年同月比17.5%減の3万5300台、商用車が36.2%減の1万9900台。
前月比ではそれぞれ5.3%増、2.9%減で推移した。
1~11月の累計では、販売台数が前年同期比3.3%増の2178万6600台。
うち乗用車は5.9%増の1868万1300台、商用車は9.7%減の310万5400台を売り上げた。
生産台数は全体で1.8%増の2182万3900台だった。
同協会は今年の新車販売台数について、9月時点でマイナス成長に沈む可能性もあるとの見通しを示していたが、足元で底打ち回復が鮮明化してきた格好だ。
10月1日付で、小型車の車両購置税(自動車取得税)半減措置が導入されたため。
同措置は来年末まで実施される。
【亜州IR】