■業績の動向
城南進学研究社 (T:4720)の2017年3月期決算は、売上高6,926百万円(前期比3.5%増)、営業利益335百万円(同3.6%増)、経常利益402百万円(同5.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益192百万円(同126.7%増)と増収増益で着地した。
売上高は6期連続で増収となり、営業利益は4期連続の増益となった。
期初予想に対しては売上高、利益ともに未達となった。
売上高の未達は、主として予備校部門で生徒数が減少したことによるものだ。
背景には少子化の影響や大学入試におけるAO・推薦入試の拡大などがある。
利益面での未達は、予備校部門の減収に加えて、マナビスの開校数が予算よりも増加したことによる。
マナビスは期中に3校を新規開校したが、予算では2校の開校費用しか織り込んでいなかった。
マナビスは同社の中で最も成長性の高い事業の1つであり、2017年3月期の新規開校分は、2018年3月期の収益成長に貢献してくると期待される。
セグメント別動向の詳細は後述するが、前述したように予備校部門が前期比9.4%の減収となったほか、個別指導部門も同2.4%の減収となった。
一方、映像授業部門(マナビス)は同22.4%増となったほか、ジー・イー・エヌも同10.2%増と2ケタの伸びを確保した。
スポーツ事業は、子会社の(株)久ケ原スポーツクラブについて2017年3月期は12ヶ月間のフル連結となり、売上高は315百万円に達した。
これらの結果、全社ベースの売上高は前述のように6期連続の増収となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
城南進学研究社 (T:4720)の2017年3月期決算は、売上高6,926百万円(前期比3.5%増)、営業利益335百万円(同3.6%増)、経常利益402百万円(同5.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益192百万円(同126.7%増)と増収増益で着地した。
売上高は6期連続で増収となり、営業利益は4期連続の増益となった。
期初予想に対しては売上高、利益ともに未達となった。
売上高の未達は、主として予備校部門で生徒数が減少したことによるものだ。
背景には少子化の影響や大学入試におけるAO・推薦入試の拡大などがある。
利益面での未達は、予備校部門の減収に加えて、マナビスの開校数が予算よりも増加したことによる。
マナビスは期中に3校を新規開校したが、予算では2校の開校費用しか織り込んでいなかった。
マナビスは同社の中で最も成長性の高い事業の1つであり、2017年3月期の新規開校分は、2018年3月期の収益成長に貢献してくると期待される。
セグメント別動向の詳細は後述するが、前述したように予備校部門が前期比9.4%の減収となったほか、個別指導部門も同2.4%の減収となった。
一方、映像授業部門(マナビス)は同22.4%増となったほか、ジー・イー・エヌも同10.2%増と2ケタの伸びを確保した。
スポーツ事業は、子会社の(株)久ケ原スポーツクラブについて2017年3月期は12ヶ月間のフル連結となり、売上高は315百万円に達した。
これらの結果、全社ベースの売上高は前述のように6期連続の増収となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)