[ロンドン 1日 ロイター] - 英医薬品製造受託(CDMO)のコブラ・バイオロジクスのピーター・コールマン最高経営責任者(CEO)は1日、英オックスフォード大学が開発中の新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、5月半ばまでに200リットルのワクチン製造が計画通り成功すれば、月100万本の量産体制が整うと述べた。
オックスフォード大学による新型コロナワクチン開発プログラムを巡っては、英製薬大手アストラゼネカ (L:AZN)が前日、開発・製造・供給で協力すると発表。治験が成功すればできる限り早い製造を支援するとしていた。
コールマンCEOは、アストラゼネカの参画は世界規模でのワクチンの急速な規模拡大に貢献する一方、コブラなどのCDMO業者は引き続き重要な役割を果たすと指摘。月100万本の量産体制は「治験に十分過ぎるワクチンを提供するだけではなく、商業的な供給に向けた在庫備蓄の皮切りになる可能性もある」とした。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200501T163935+0000