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豪ドル週間見通し:利下げ観測台頭せず、下げ渋りか

発行済 2016-12-24 14:57
更新済 2016-12-24 15:00
豪ドル週間見通し:利下げ観測台頭せず、下げ渋りか
■下落、豪中銀は労働市場の不確実性指摘

先週の豪ドル・円は下落。
豪政府の2016/17年度財政見通しで財政赤字の縮小が予想されており、格付けに関する懸念は後退した。
ただ、豪準備銀行(中央銀行)の12月理事会議事要旨において、「労働市場の勢いには引き続き多大な不確実性がある」と指摘されたことから、豪ドル売りが優勢となった。
取引レンジ:83円95銭-86円17銭。


■利下げ観測台頭せず、下げ渋りか

今週・来週の豪ドル・円は下げ渋る展開か。
豪準備銀行は労働市場の勢いには引き続き多大な不確実性があると指摘したが、利下げ観測は台頭していない。
中国経済への過度な懸念は後退していること、米ドル高・円安の基調は維持される可能性が高いことから、目先的に豪ドルの対円レートは下げ渋る展開が予想される。


○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・1月6日:11月貿易収支(予想:-5.75億豪ドル、10月:-15.41億豪ドル)

予想レンジ:83円00銭-86円00銭


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