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タナベ経営 Research Memo(11):業績の拡大とともに収益性の向上も進む

発行済 2015-07-29 16:34
更新済 2015-07-29 17:00
タナベ経営 Research Memo(11):業績の拡大とともに収益性の向上も進む
■財務状況と株主還元策 (1)財務状況 タナベ経営 {{|0:}}の財務状況は、無借金経営で自己資本比率が80%台と極めて良好であると判断される。
2015年3月期については総資産で前期末比402百万円増の11,792百万円となったが、主な増加要因は、流動資産で現預金・有価証券が110百万円増、固定資産で投資有価証券・長期預金が705百万円増となったことによる。
長短合わせた現預金・有価証券の期末残高は7,656百万円となっている。
一方、減少要因としては流動資産で未収還付法人税等、繰延税金資産が268百万円減、固定資産では名古屋研修センターの減損損失計上により、有形固定資産が268百万円減となった。
負債は前期末比193百万円増の2,240百万円となった。
未払法人税等及び未払消費税等が214百万円増加したことが主因となっている。
また、純資産は利益剰余金の増加、及び有価証券評価差額、土地再評価差額金の変動により、同208百万円増の9,552百万円となった。
収益性に関しては、2015年3月期は特別損失を計上したことでROEが低下したものの、ROAや営業利益率は上昇傾向が続いており、業績の拡大とともに収益性の向上も進んでいることがうかがえる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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