上海総合指数<.SSEC> 前営業日比 売買代金概算
前場終値 2800.127 5.860高 561.4億元（上海Ａ株）
寄り付き 2797.026 2.759高
前営業日終値 2794.267 16.212安 1396.7億元（上海Ａ株）
ハンセン指数<.HSI>
前場終値 22771.50 241.32高 330.0億香港ドル
寄り付き 22706.24 176.06高
前営業日終値 22530.18 12.63高 621.3億香港ドル
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［香港 ８日 ロイター］ ８日の香港株式市場は続伸して前場を終えた。中国の引き
締め休止期待や、魅力的なバリュエーションを背景にハンセン指数は９カ月ぶり安値から
回復しており、３週連続で上昇する見通しとなっている。
ハンセン指数<.HSI>前場終値は２４１．３２ポイント（１．０７％）高の
２万２７７１．５０。
ハンセン中国企業株指数（Ｈ株指数）<.HSCE>は１４３．５７ポイント（１．１４％）
高の１万２７８３．９１。
景気循環に敏感なシクリカル銘柄が上昇。特に中国海洋石油（ＣＮＯＯＣ）<0883.HK>
と中国石油天然ガス（ペトロチャイナ）<0857.HK>はそれぞれ２．１％高、１．９％高と
大きく値を上げた。
中国株式市場の上海総合指数<.SSEC>は５．８６０ポイント（０．２１％）高の
２８００．１２７で前引けた。中国工商銀行<1398.HK>が０．７％高、興業銀行
<601166.SS>が３．５％高となり、相場を支援した。
アナリストは、インフレ圧力の低下を受けて当局が引き締めスタンスを弱めるとの見方
から、中国株が下期に反発すると予想しているが、市場参加者はより明確な買いのシグナ
ルを得るため、今月発表される企業決算を待つとみられる。
エマージング・アルファ・アドバイザーズの創設者、マーシャル・メイズ氏は、ロイタ
ー・テレビとのインタビューで「引き締めの効果は遅れて表れる。中銀が引き締めを休止
したとしても、成長は鈍化する見通しだ」と指摘した。
ただ、銀行セクターに対する楽観的な見方を維持し「押し目買い」を推奨した。
民生銀行<600016.SS>は０．９％高。金融株は４月中旬につけた高値から約１３％下落
しているが、今週に入って約２％回復している。