(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5929.16(‐61.42)
前営業日終値 5990.58(‐63.97)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7230.25(‐172.48)
前営業日終値 7402.73(‐ 68.71)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3807.51(‐106.04)
前営業日終値 3913.55(‐ 66.41)
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<ロンドン株式市場> 続落。ユーロ圏の債務危機および世界経済への懸念から大きく
値下がりした。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は終値としては6月29日以来の安値で引けた。
ユーロ圏債務危機がイタリアに波及するとの懸念から、銀行株<.FTNMX8350>が売られ、
相場の重しとなった。
株式投資家の不安心理の度合いを示すロンドン株式市場のボラティリティー・インデッ
クス(VIX指数)<.VFTSE>は18.6%と大きく上昇した。投資家のリスク選好後退を
示している。
鉱山株<.FTNMX1770>は投資家の安全資産への逃避買いに加え金属価格の下落を受け値を
下げた。
個別銘柄では、英放送大手BスカイB
率いる米ニューズ・コープ
るBスカイBの完全子会社化計画の先行き不透明感が高まっている。
<欧州株式市場> 続落。ユーロ圏債務危機の波及をめぐる懸念が広がり、FTSEユ
ーロファースト300種指数は2週間ぶりの安値をつけた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>の終値は16.84ポイント
(1.51%)安の1097.60と、6月28日以来の低水準となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は80.95ポイント(2.90%)安
の2709.14。
イタリアの主要株価指数FTSE・MIB<.FTMIB>指数は大量の売りが出て4%安と、
およそ1年ぶりの安値をつけた。イタリアの経済規模はユーロ圏で第3位だが債務水準が
高く、債務危機の波及が心配されている。
ETX・キャピタルのセールストレーダー、Anita Paluch氏は「イタリア経済の規模を
考えると、(債務危機が波及した場合の)影響はギリシャの場合とは比べ物にならないく
らい大きなものになるだろう。もし政策を誤れば、ユーロ圏全体の信用失墜にまで発展す
る恐れがある」と話した。
イタリアの銀行最大手、インテサ・サンパオロ
STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は2.9%下落した。
また、イタリアにエクスポージャーの大きいフランスの銀行も売られ、ソシエテ・ジェ
ネラル
7.7%値を下げた。
銀行株安を受けてCAC40種平均指数<.FCHI>も2.7%安と大きく下落した。
パリを拠点とするあるアナリストは、「8日はイタリアの銀行株が売られたが、この日
売られたのはイタリアへのエクスポージャーが大きい銘柄、つまりフランスの銀行株だっ
た」と分析した。
投資家のリスク警戒感を示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は
17.2%上昇し、2週間ぶりの高水準となった。
[東京 12日 ロイター]