(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 4230.02(‐ 4.03)
前営業日終値 4234.05(‐111.88)
--------------------------------------------------------------------------------
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 4707.15(+ 13.75)
前営業日終値 4693.40(‐146.06)
--------------------------------------------------------------------------------
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3116.82(‐6.43)
前営業日終値 3123.25(‐98.02)
--------------------------------------------------------------------------------
<ロンドン株式市場> 続落。石油・銀行株が弱かったほか、米中古住宅販売が予想を
下回り景気回復への期待に水を差した。ただ、医薬品株が堅調となり相場を下支えた。
薄商いとなったこともあり値動きは荒かった。
5月の中古住宅販売戸数は前月比2.4%増の年率477万戸となり、2カ月連続で増
加したものの、市場予想の481万戸を下回った。
石油株は一時上昇したものの、原油価格が1バレル=67ドルに向かって下落するなか、
下げに転じた。BGグループ
―0.6%安となった。
景気回復をめぐる悲観的な見方が再浮上し銀行株も下げがきつかった。ロイズ・バンキ
ング・グループ
銀行
保険セクターでは、リーガル・アンド・ジェネラル
ソシエテ・ジェネラルが同社株の投資判断を「ホールド」から「セル」に引き下げた。
アヴィヴァ
0.9―3.1%安となった。
鉱山セクターでは、アングロ・アメリカン
同業のエクストラータ
ルミ業公司(チャイナルコ)が買収提案を行うとのうわさが出ている。
上海のチャイナルコの広報担当は買収のうわさを認識していないと述べた。アングロ・
アメリカンとロンドンのチャイナルコ関係者はコメントを控えた。
エクストラータは0.8%上昇した。アントファガスタ
シアン・ナチュラル・リソーシズ
は0.2―3.7%上昇した。
ディフェンシブ銘柄を選好する動きから医薬品株に買いが入った。グラクソ・スミスク
ライン
2%それぞれ上昇した。
<欧州株式市場> 続落。金融株の下げが目立ち、指数は終値で約6週間ぶり水準に低
下した。米中古住宅販売が予想を下回ったことで、景気回復の勢いをめぐる悲観的な見方
が一段と広がった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.55ポイント(0.42%)安
の833.67と、5月13日以来の安値で引けた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は5.80ポイント(0.25%)安の
2353.48。
銀行株ではBNPパリバ
タード
証券会社の投資判断引き下げを嫌気し保険株も売られた。スイスライフ
5.1%安。UBSが投資判断を「ニュートラル」から「セル」に引き下げた。リーガル
&ジェネラル
「セル」に引き下げた。
スイス再保険
ズ(ZFG)
クレディ・スイス・アセット・マネジメントのロバート・パーカー副会長は「大幅上昇
の後に小幅な調整がくると予想していた。これは8月の中旬から下旬まで続くだろう。市
場はあまりにも急激な景気回復を織り込んでいた。回復は可もなく不可もないペースとな
るだろう」と述べた。
5月の米中古住宅販売戸数は2カ月連続で増加したものの、市場予想を下回った。
前出のパーカー氏は「米住宅市場は底入れしつつあると言えるが、底をついた後急速に
回復するとの見方は誤り」との見方を示した。
欧州のマクロ経済関連ニュースもさえなかった。5月の仏消費支出は予想外のマイナス
となったほか、6月のユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は前月
から小幅低下し、サービス業が主導するユーロ圏経済の回復に歯止めがかかったことを示
唆した。
医薬品株は買いが優勢となり、指数を下支えした。グラクソ・スミスクライン
が1.6%高となったほか、アストラゼネカ
OVN.VX>、シャイア
[東京 24日 ロイター]