本日のマザーズ先物は、前日の米国株の大幅続落で投資家心理の悪化が懸念され、リスク回避ムードから売りが波及するとみられる。
前日の米国市場では、米中貿易協議の行方が懸念されるなか、NYダウが約1カ月ぶりに26000ドル台を割り込んだ。
為替市場でも1ドル=110円台前半へと円高が進むなど外部環境の不安定さが増している。
マザーズ先物にも下落を見越した売りやヘッジ目的の売りが出てくることが想定される。
市場では「10日の対中関税引き上げ期限までに米中協議がまとまるか、決裂するか見極めたい」との声が多く、当面は全般に不安定な値動きが続きそうだ。
一方、前日は日経平均が300円を超える下落となるなか、連休明けとあって個人投資家による中小型株物色は活発で、マザーズ指数は比較的強い動きを見せた。
本日も東証1部の主力株を回避した投資資金が中小型株に流入すれば、マザーズ指数や先物の下げは限定的にとどまる可能性がある。
上値のメドは930.0pt、下値のメドは900.0ptとする。