[7日 ロイター] - ロシアのショイグ国防相は7日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトを制圧すればウクライナの領土の奥深くまでの攻撃が可能になるとし、バフムトでの戦いはウクライナの防衛を突破する上で重要との見解を示した。
バフムトではここ数カ月激しい戦闘が続いており、ロシア軍が制圧に成功すれば、昨年夏以来初めての主要な戦果となる。
ショイグ氏はテレビ放映された発言で「アルチョーモフスク(バフムトのロシア名)の解放は続いている」とし、「(アルチョーモフスクを)制圧することで、ウクライナの防衛線の奥深くまでの攻撃が可能になる」と述べた。
また、西側諸国はウクライナへに対する兵器供与を加速させているものの、ロシア軍がウクライナ軍に大きな損害を与えている戦場での状況は変わらないと指摘。「北大西洋条約機構(NATO)加盟国がウクライナを支援しても、戦場でウクライナ軍の勝利にはつながらない」と述べた。