[21日 ロイター] - 米病院経営HCAヘルスケアが21日発表した第1・四半期決算は調整後1株利益が4.53ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の3.93ドルを上回った。
同社は、医療スタッフがほぼ新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準に達し、病床を増やして手術能力を拡大できるため、手術件数の回復は今年いっぱい継続するとの見通しを示した。
昨年はパンデミック関連の疲労を理由に医療スタッフの退職が相次いだため、医療機関は新規採用に高額の割増金の支払いを余儀なくされた。第1・四半期は退職したスタッフが復帰し、HCAの経費はパンデミック前の水準に近づいた。
同社は今年の調整後1株利益見通しを従来予想の16.40─17.60ドルから17.25─18.55ドルに上方修正した。売上高予想レンジも625億─645億ドルに引き上げた。