(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 4461.87(+25.12)
前営業日終値 4436.75(+31.96)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 5107.26(+56.08)
前営業日終値 5051.18(+53.32)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3334.94(+19.67)
前営業日終値 3315.27(+18.54)
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<ロンドン株式市場> 続伸。銀行・医薬品株が上昇し、エネルギー株の下げを相殺し
た。
銀行株が相場を押し上げた。HSBC
の投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価を525ペンスか
ら670ペンスにそれぞれ引き上げた。
バークレイズ
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
た。
英紙デーリー・テレグラフがと報じたところによると、英政府の保有するRBSとロイ
ズ・バンキング・グループの株式を管理するUKフィナンシャル・インベストメンツが両
行のEB債(他社株転換社債)を発行する可能性がある。
相場は中盤まで確かな方向性のないまま推移したものの、5月の米小売売上高の増加に
加え米新規失業保険申請件数が4週連続で減少したことに支援された。
ベットオンマーケッツ・ドット・コムの市場アナリスト、デビッド・エバンス氏は「米
雇用指標が予想を上回る強い内容だったことや小売売上高が3カ月ぶりに増加に転じたこ
とを背景に、この日の相場は楽観的な見方が優勢となった」と指摘した。ただ、市場は依
然として明確な方向性に欠けていると述べた。
医薬品株ではグラクソ・スミスクライン
が投資判断を「イコールウエート」に引き上げ、業界投資判断も「インライン」から「ア
トラクティブ」に引き上げた。アストラゼネカ
最近は上昇基調にあった石油株は軟調。BP
<欧州株式市場> 続伸し、5カ月ぶり高値で引けた。景気後退の緩和を示す米経済指
標を手がかりに、銀行セクターを中心に上昇した。
米指標は、5月小売売上高が3カ月ぶりに増加したほか、新規失業保険週間申請件数が
4週連続で減少した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.80ポイント(0.89%)高
の887.78。終値としては1月6日以来の高値。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は21.39ポイント(0.86%)高
の2522.33。
銀行株ではHSBC
バ
ディフェンシブ銘柄も高い。ボーダフォン
1.9%高、エーオン
自動車銘柄も堅調。ダイムラー
高。
自動車部品メーカーのバレオ
8.5%高。
半面、小売大手カルフール
しを引き下げる可能性があるとのうわさを嫌気した。同社はコメントを控えている。
多くのアナリストやファンドマネジャーは、「若芽」の兆候があるものの、世界景気見
通しが依然不透明であることを背景に、相場が最近の大幅上昇を受けた値堅めの時期に入
る可能性があると指摘する。
F&Cで資産分配を担当するポール・ニベン氏は、株・クレジット・商品・政府債が最
近しっかりとなったことに触れ、「バリュエーションが全般的に公正で、経済・企業ニュ
ーズの上向きサプライズが限定的であることから、株・クレジットのリスクはより均衡し
たものになるだろう」と述べた。
[東京 12日 ロイター]