アメリカン・エキスプレスは、レストラン予約プラットフォームのTockをSquarespaceから4億ドルで買収する。金曜日に発表されたこの動きは、アメリカン・エキスプレスのカード会員にとって重要な支出分野であるダイニング業界におけるアメリカン・エキスプレスの存在感を高めることを目的としている。
この買収は全額現金で行われ、2019年のオンライン・レストラン予約サービスResyの買収に続き、アメリカン・エキスプレスのホスピタリティ部門における事業拡大のさらなる一歩となる。Resyはアメリカン・エキスプレスのカード会員に、限定予約、早期通知、予約時のキャッシュバックなどの特典を提供してきた。
トックがアメリカン・エキスプレスのネットワークに統合されることで、さらに7,000のレストラン、ワイナリー、ホスピタリティ・ビジネスがポートフォリオに加わることになる。これにより、高額消費で知られるアメックスのプレミアム顧客に、より的を絞ったサービスと体験を提供できるようになる。
トックに加え、アメリカン・エキスプレスは、レストラン、バー、音楽会場、その他様々なビジネスで広く利用されている非接触型決済プラットフォームであるルーアムも買収する。Rooamの買収に関する詳細は明らかにされていない。
売却先のスクウェアスペースは、ウェブサイトデザインを専門とする企業で、投資会社ペルミラと約69億ドルの取引で合意し、同時に非公開化の準備を進めている。
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