本日の欧州株式市場は小幅な上昇となり、汎欧州株価指数STOXX600は0815GMT時点で0.2%の上昇となった。しかし、原油とベースメタルの価格下落により、基礎資源セクターは0.5%下落した。
フランス株も0.2%の小幅上昇となったが、これは日曜日の議会選挙後の政治情勢を市場参加者が消化したためである。現在、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長に注目が集まっている。パウエル議長は1000GMTに下院金融サービス委員会で金融政策の証言を行う予定だ。パウエル議長は火曜日、インフレ率が依然としてFRBの目標である2%を上回っているものの、改善の兆しがあることを認めた。
さらに、市場は木曜日に発表される米国とドイツのインフレ・データに期待している。ドイツ銀行のアナリストは、第2四半期の業績と売上高がともに緩やかに増加し、前年同期比で2023年第1四半期以来の伸びを記録する可能性が高いと予想している。
企業関連ニュースでは、ノルウェーの航空宇宙・防衛企業コングスベルグ・グルッペンが、第2四半期の堅調な増収、利益率の改善、受注残の拡大を報告し、STOXX600を8.1%上昇で牽引した。スペインの送電網運営会社エナガスは、トールグラス・エナジーの株式30.2%を11億ドルで米ファンドのブラックストーンに売却することで合意し、株価が3.6%上昇した。
一方、英国の住宅建設会社バラット・デベロプメンツは、住宅ローン金利の高騰や経済全般の不透明感が懸念される中、2025年度の住宅建設目標が最大7%減少すると予想したため、株価が2.4%下落した。投資プラットフォームeToroのアナリスト、マーク・クラウチ氏は、英国住宅市場が直面する課題について、住宅ローン需要の緩やかな回復を指摘した。
その他の動きでは、トラビス・パーキンスの株価が、9月16日にニック・ロバーツ氏の後任としてピート・レッドファーン氏を新CEOに迎えることを発表し、4.4%上昇した。一方、フォルクスワーゲン株は、高級電気自動車の需要が大幅に落ち込んでいるとして、高級車ブランドであるアウディのブリュッセル拠点閉鎖の可能性を警告し、2.2%下落した。
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