【バンコク=大柳聡庸】東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉の参加16カ国が目標としていた年内の妥結が極めて困難な情勢になったことが2日、分かった。日本政府関係者は同日、「交渉参加が16カ国と多いため、ルールを決めるのが大変だ」と述べるなど関税撤廃を含む重要分野で参加国の利害の対立が完全には埋めきれていない。ただ、合意を得られていないのは一部の国とみられ、4日の首脳会議で妥結する余地は残されている。
【バンコク=大柳聡庸】東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉の参加16カ国が目標としていた年内の妥結が極めて困難な情勢になったことが2日、分かった。日本政府関係者は同日、「交渉参加が16カ国と多いため、ルールを決めるのが大変だ」と述べるなど関税撤廃を含む重要分野で参加国の利害の対立が完全には埋めきれていない。ただ、合意を得られていないのは一部の国とみられ、4日の首脳会議で妥結する余地は残されている。