[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は18日、収益性の弱さはユーロ圏の銀行セクターの主な脆弱(ぜいじゃく)性の一つだとし、ECBの低金利は銀行の業績見通しを悪化させるだけだとの見解を示した。
副総裁は会合で「最近のマクロ経済成長見通しの軟化と、それに伴うより長期の低金利環境は、(銀行の)収益見通しのさらなる重しとなる可能性が高い」と述べた。
「多くのアナリストは、金融政策が純金利マージンに及ぼす悪影響が銀行の収益性を悪化させることを懸念している。そして純金利マージンは確かに圧迫されている」と指摘した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191118T102340+0000