不正操作問題を受け2021年末に廃止が見込まれる「ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)」に代わる新たな指標金利を決めるため、国内金融機関が検討を急いでいる。日本銀行は29日、代替指標候補について銀行などから意見公募した結果を公表した。幅広い金融取引で金利設定の基準となるLIBORの対象市場は世界で300兆ドル(約3京2千兆円)超にも上るとされる。準備が間に合わなければ大混乱になる恐れがあり、円滑な移行に向けた体制づくりが課題だ。
不正操作問題を受け2021年末に廃止が見込まれる「ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)」に代わる新たな指標金利を決めるため、国内金融機関が検討を急いでいる。日本銀行は29日、代替指標候補について銀行などから意見公募した結果を公表した。幅広い金融取引で金利設定の基準となるLIBORの対象市場は世界で300兆ドル(約3京2千兆円)超にも上るとされる。準備が間に合わなければ大混乱になる恐れがあり、円滑な移行に向けた体制づくりが課題だ。