[東京 17日 ロイター] - SMBC日興証券の清水喜彦社長はロイターとのインタビューで、中国での事業展開について「合弁ではなく独資でやりたい。小さく産んで大きく育てる」との考えを明らかにした。2020年度からの次期3カ年計画で、海外収益を倍増させる目標を掲げる考えもあらたに示した。
中国政府が外資参入の規制緩和を前倒しで実施することを念頭に置いた発言で、51%となっている出資比率の上限が撤廃される20年にも、調整を本格化させるとみられる。これに先立ち、中国政府から北京での駐在員事務所の設置認可を得たことも明らかにした。インタビューは10日に実施した。
インタビューでは、年度内にもまとめる新たな経営計画に関し、欧米などの海外拠点で稼ぐ経常利益を「3年間で(現在の倍に相当する)200億円程度にしたい」とも語った。次期計画期間内の目標に据える構えだ。
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(山口貴也、梅川崇)