[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米投資信託協会(ICI)が公表したデータによると、株式に投資するミューチュアル・ファンドと上場投資信託(ETF)の過去1週間の資金流出入は、約109億ドルの流出超となった。
このうち米国株ファンドは約96億ドルの流出超。
米連邦準備理事会(FRB)の緩和策などを背景に、S&P総合500種 (SPX)は年初来27%超上昇しており、2013年(約29%高)以来の良好なパフォーマンスとなる見通しだが、米国株ファンドは流出超が続いている。
海外株式ファンドも13億ドル近い流出超となった。
一方、安全資産とされる債券への需要は引き続き強く、債券ファンドは約125億ドルの流入超だった。債券市場は、持続的なインフレの兆候がない限り、FRBの利上げはないとの見方から上昇してきた。