日米貿易協定が1日、発効した。日本が牛肉などの関税を引き下げる一方、米国はエアコン部品といった日本の工業品の関税を撤廃・削減する。輸入食品の値下げで消費者への恩恵が期待され、企業の輸出にも追い風となる。ただ、農産品の市場開放で国内農家には逆風となりかねない。米国が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で離脱前に認めていた自動車関税の撤廃は先送りされ、今後の交渉の課題となる。
日米貿易協定が1日、発効した。日本が牛肉などの関税を引き下げる一方、米国はエアコン部品といった日本の工業品の関税を撤廃・削減する。輸入食品の値下げで消費者への恩恵が期待され、企業の輸出にも追い風となる。ただ、農産品の市場開放で国内農家には逆風となりかねない。米国が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で離脱前に認めていた自動車関税の撤廃は先送りされ、今後の交渉の課題となる。