[ブリュッセル 11日 ロイター] - 世界貿易機関(WTO)は11日、新型コロナウイルスが世界経済、特に航空サービスやコンテナ輸送に打撃を与えたため、2020年初に世界のサービス貿易の伸びが鈍化したと発表した。
WTOによると、サービス貿易の指標が昨年9月時点の98.4から96.8に低下。100未満の同指標は貿易の伸びが中期的なトレンドを下回っていることを示す。
WTOは、今回の指標は新型コロナの経済的影響を完全に織り込んでおらず、今後数カ月で一段と悪化する可能性があるとした。
旅客輸送および船舶輸送が最も落ち込んだほか、金融サービスとIT(情報通信)サービスもトレンドを下回った。一方、建設はほぼ変わらずだった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200311T165903+0000