新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により例年に比べて2カ月半遅い5月末に開催された今年の全国人民代表大会(全人代)では、国内外の経済動向をめぐる不透明感を理由に成長率目標が示されない異例の内容となった。その一方、さまざまな財政拡張策などを通じて雇用拡大を目指す方針が示されるなど、雇用を重視する考えが示された。足元では、感染収束を受けて経済活動の正常化が進んでおり、企業マインドも改善しているものの、雇用を取り巻く環境は引き続き厳しい状況が続いているとみられる。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により例年に比べて2カ月半遅い5月末に開催された今年の全国人民代表大会(全人代)では、国内外の経済動向をめぐる不透明感を理由に成長率目標が示されない異例の内容となった。その一方、さまざまな財政拡張策などを通じて雇用拡大を目指す方針が示されるなど、雇用を重視する考えが示された。足元では、感染収束を受けて経済活動の正常化が進んでおり、企業マインドも改善しているものの、雇用を取り巻く環境は引き続き厳しい状況が続いているとみられる。