[東京 28日 ロイター] - 西村康稔経済再生相は28日の定例会見で、自民党の下村博文政調会長が2020年度第3次補正予算の必要性に言及した発言について「報告は受けている」とのみ発言し、政府としての対応については明言を避けた。西村再生相は、菅義偉首相から「雇用を守り事業継続のため、必要に応じてちゅうちょなく時機を逸することなく経済・財政政策に万全を期すよう指示されている」と説明し、「感染の状況について日次・週次などさまざまな指標をチェックしながら、臨機応変に対応する」と述べ、追加の経済対策に前向きな姿勢を示した。
西村氏は、接待を伴う飲食店などが集まる大都市の歓楽街の感染防止策について話し合うワーキンググループの第2回会合を29日に開催するとの予定を公表。ガールズバーやホストクラブなどの関係者などから直接現場の声をヒアリングするという。