[フランクフルト 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事は14日、ECBが見直しを進めるインフレ目標について、新たな戦略が必要かどうか、まだ確信できていないと述べた。
一方、理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は、今後の戦略には両方向の乖離に同じように効果的に対応できる対称的なインフレ目標が必要だという考えを示した。
レーン氏はスピーチで「慢性的に低インフレが続いている現在の環境では、インフレ期待が低すぎる水準に固定されていないと確認することがより重要だ」と語った。