[ワシントン 29日 ロイター] - 米財務省のアンディ・バウコル財務次官(国際問題担当)は29日、富裕国は低所得国に対し新型コロナウイルスワクチンの供給拡大や債務免除などの支援を強化すべきで、そうしなければ公衆衛生上および経済上の危機が深化・長期化するリスクがあると述べた。
戦略国際問題研究所が主催したオンラインイベントで、「低所得国の支援に向けたさらなる国際的行動がなければ、先進国と低所得国および新興国の経済成長見通しが大きく乖離する可能性がある」と指摘。「その結果、債務問題の深刻化、貧困の定着化、不平等の拡大などとともに危機がより深く、より長く続くことになるだろう」とした。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210429T205804+0000