[ベルリン 5日 ロイター] - 調査会社センティックスが5日発表した7月のユーロ圏投資家センチメント指数は29.8と前月の28.1から上昇し2018年2月以来の高水準となった。
新型コロナウイルス感染減少を受けてレストランや小売店が営業を再開し観光も活性化したことなどが背景にある。
センチメント指数の上昇は5カ月連続。ロイター調査の予想(30.0)には届かなかった。
現況指数は29.8と6月の21.3から大幅に上昇した。
センティックスのマネジングディレクター、マンフレッド・ヒューブナー氏は「欧州中央銀行(ECB)の金融緩和政策に支えられた各国の大規模な投資がロックダウン(都市封鎖)中のユーロ圏経済を安定させた」と分析した。
「これは主に製造業を過去1年下支えした。(コロナ対策の)制限が解除されサービスと貿易も拡大基調にある」との見方を示した。
調査は1日から3日まで1114人の投資家に対して行われた。