[14日 ロイター] - 米金融大手ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)が14日発表した第2・四半期決算は利益が市場予想を上回った。貸倒引当金16億ドルの戻し入れが利益を押し上げた。
第2・四半期の純利益は60億ドル(1株当たり1.38ドル)。前年同期は38億5000万ドル(同1.01ドル)の純損失を計上していた。リフィニティブのアナリスト予想平均は1株当たり0.97ドルの利益だった。
前年同期は貸倒引当金95億ドルを積み増したほか、不正営業問題に関連し12億ドルの損失を計上していた。
Wファーゴの株価は序盤に約3%上昇したものの、その後は伸び悩んでいる。
平均貸付額は前年同期の9713億ドルから8547億ドルに減少。
ローン需要の低調と低金利により、本業の収益源である純金利収入(NII)は11%減少した。
総収入は11%増の202億7000万ドルだった。