[フランクフルト 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は1日、ユーロ圏経済は新型コロナウイルスによるパンデミック「世界的大流行)から回復しつつあり、なお苦境に立たされている一部のセクターに標的を絞った「外科的」な支援のみが必要になっているとの認識を示した。
ラガルド総裁は世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ会長に対し、「われわれは果敢に戦い、うまく対応した」と指摘。現在もまだ多くの面で対応が必要としながらも、「現在、政策担当者が実施する必要があるのは『外科的な』措置であり、大規模な支援策ではなくなっているようにみえる。大きな打撃を受けたセクターに対する標的を絞った支援が焦点になる」と述べた。
インタビューは米タイム誌にも掲載された。