[メキシコ市 9日 ロイター] - メキシコ中央銀行のディアスデレオン総裁は9日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインについて、中銀が発行する「進化した」不換紙幣というよりは物々交換の手段に近く、リスクの高い投資で、価値を維持する能力に乏しいという認識を示した。
中米エルサルバドルでは7日、ビットコインが法廷通貨となったものの、メキシコが近くこうした動きに追随しない可能性を示唆した。
ディアスデレオン総裁は「ビットコインは日常使われる法定通貨ではなく、貴金属のカテゴリーに近い」と述べた。
さらに、暗号通貨が通貨とみなされるためには、信頼された決済手段となる必要があるほか、価値を維持する必要があると指摘した。