[ワシントン 29日 ロイター] - 米財務省は29日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに財政的・物質的支援を行ったとして、カタール、サウジアラビア、バーレーン、パレスチナ国籍の複数の個人に制裁を科すと発表した。
同省外国資産管理局のアンドレア・ガッキ局長は「ヒズボラは財源確保とテロ活動の支援に向け資金提供者のグローバルネットワークを構築することで、国際的な金融システムを悪用しようとしている」と述べた。
制裁措置はカタールと協調して実施する。ブリンケン国務長官は、今回の制裁は米政府と湾岸協力会議(GCC)加盟国であるカタールとの「最も重要な共同行動の1つ」とし、他国もヒズボラをターゲットとする同様の措置を実施するよう要請した。