[香港 23日 ロイター] - ドルはアジア時間23日、対円で4年半ぶりの高値を付けた。バイデン米大統領がパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の再任を決めたことを受け、来年に米国の金利が引き上げられ、日本との金利差が広がるとの見方が強まった。
ドルは一時0.24%高の115.13円と、2017年3月以来の高値を付けた。22日は0.77%上昇していた。
バークレイズのアナリストは調査ノートで「金融政策の乖離が意識される中、今後も円安を裏付ける材料が出る」と予想した。
ドル/円は、17年3月の高値である115.5円が目先の注目水準で、「それを超えると(16年末の高値である)118.7円まで明確な抵抗線がないことに注意を促したい」とした。