[ダブリン 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は24日、ECBによる利上げは現時点で正当化されないが、状況が変化した場合には遅滞なく対応すべきと述べた。
議会委員会で「現在の証拠を見る限り、インフレを引き起こしている要因は一時的であるため、利上げは絶対的に正当化されるものではない」と指摘。「しかし、証拠が変化すれば、遅滞なく対応すべきというのが私の見解だ。証拠が変化すれば私の見解も変わる可能性がある」とし、見解を変えるきっかけになる証拠として、二次的効果と経済運営方法の構造的変化を挙げた。