[アンカラ 23日 ロイター] - 関係筋によると、トルコ中銀がアゼルバイジャンとアラブ首長国連邦(UAE)の中銀と進めている通貨スワップ協定を巡る交渉は進展しており、年内に1カ国との合意が成立する可能性が高い。
トルコはリラ急落やインフレの進行に見舞われており、外貨を必要としている。為替介入で枯渇した外貨準備を強化する狙いもある。
ロイターは6月、トルコ中銀とアゼルバイジャン中銀の合意が近いと報じていた。
通貨スワップの規模は不明。最終合意には至っていないという。
トルコの当局者は「アゼルバイジャンとの協定はほぼ完成した。スワップ協定はこの時期にプラスに働く。複数の国との協議も続いている」と述べた。
別の関係筋は、アゼルバイジャンとの通貨スワップ協定について、当初の規模は小さいかもしれないが、段階的に拡大される可能性があると指摘。
「UAEとの協議も進んでおり、どちらか1カ国との合意が年内に締結される可能性が非常に高い」と述べた。