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[11日 ロイター] - BofA証券は11日、2022年のメキシコ国内総生産(GDP)伸び率予想を2.5%から1.5%に下方修正した。国内の経済活動の回復ペースが予想を下回っているためと説明している。
同証券は、コンセンサスの2.8%を下回る予想を示した理由として、「一連の慎重な政策、強い不透明感、低い成長率期待」を挙げるとともに、同国における新型コロナウイルス感染状況を指摘した。
同証券のカナダ・メキシコ担当エコノミスト、カルロス・カピストラン氏は、「米国の経済成長が強く、貿易やメキシコへの送金などで経済に貢献しているにもかかわらず、(メキシコ)の経済成長率は低迷している」とした。
メキシコ中銀が行った最新の月例アナリスト調査によるGDP伸び率予想は2.77%だった。
メキシコ経済は、コロナ禍のため20年には8.5%のマイナス成長となった。最新の推計では、昨年、この縮小分を埋め合わせる回復にはいたらなかったことが示されている。