［ロンドン １日 ロイター］ - ＩＨＳマークイット／ＣＩＰＳが１日発表した１月の英国の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）改定値では、生産指数が５４．５と、前月の５３．６から上昇、２０２１年７月以来の高水準となった。
速報値の５３．８から上方修正された。世界的な供給網の制約が緩和し始めたほか、新型コロナウイルスのオミクロン株流行の影響も少なかった。
人員採用のペースは過去１１年間で２番目の高水準。インフレ圧力の緩和も報告された。
同社は「供給網の制約が引き続き成長を阻害しているが、ピークを過ぎた兆しが出ており、購買価格の上昇率がやや鈍化した」と述べた。
製造業ＰＭＩは５７．３と、前月の５７．９から低下し、４カ月ぶりの低水準。新規受注の伸びが２１年２月以降で最低となったほか、入荷遅延が改善した。
投入価格の上昇率は２１年４月以降で最低。産出価格の上昇率も２１年５月以降で最低。ただ、長期平均は大幅に上回っている。