[ロンドン 7日 ロイター] - 欧州連合(EU)規制当局は7日、クロスボーダー金融サービスについて、デジタル化が進み、ハイテク大手の担う役割が高まっていると指摘、監督と顧客保護のあり方を早急に見直す必要があると表明した。
新型コロナウイルスの流行もあり、スマートフォンを利用した株式の売買や送金、決済などが普及しており、規制機関が対応を迫られている。
EUの銀行・保険・市場監督当局は共同報告書で「デジタルファイナンスは金融活動と非金融活動の新たな相乗効果を生み出し、金融サービス市場にシステミックリスクをもたらす恐れがある」と表明。
クラウドコンピューティングや、サービスを外部委託する金融機関が増えていると指摘した。