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一連の高いインフレ指標、引き締め加速を正当化=米セントルイス連銀総裁

発行済 2022-02-14 23:59
更新済 2022-02-15 01:27
© Reuters. 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は14日、一段と速いペースでの利上げが正当化されるとし、7月1日までに100ベーシスポイント(bp)の利上げが実施されるとの見方を改め

[ワシントン 14日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は14日、昨年10月から今年1月にかけて4カ月連続でインフレ指標が力強かったことで、一段と速いペースでの利上げが正当化されるとし、7月1日までに100ベーシスポイント(bp)の利上げが実施されるとの見方を改めて表明した。

ブラード総裁はCNBC対し「米国のインフレは幅広くなっており、加速する可能性がある」と述べた。

約40年ぶりの高水準に達したインフレ引き下げで、FRBの「信頼性が危機にさらされている」とし、昨年10月から今年1月について、「FRBが行動を取らなくてもインフレの伸びが妥当な期間内に自然に鈍化するという考えに疑問を投げ掛けていた」と述べた。

ブラード氏は先週、3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で50bpの利上げを実施することを提唱。ただこの日は、今後の動きのタイミングについてパウエルFRB議長に委ねると述べるにとどめた。

パウエル議長は「FOMCの取りまとめが極めてうまい」とした上で、2年債利回りに織り込まれた「市場の期待に従う必要がある」とし、「さもなくば、われわれば物価安定目標を擁護していないように見えるだろう」と述べた。

その上で、自身の考えは「良好なポジション」とし、他のFOMCメンバーの説得に努めるとした。

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