[上海 11日 ロイター] - 米中当局による企業監査と規制での協力について、関係筋は11日、協議が順調に進んでいると明らかにした。
米証券取引委員会(SEC)は今週、会計監査文書へのアクセスを提供しない場合に上場廃止となるニューヨーク上場の中国企業5社を挙げた。
米当局は、米上場の中国企業に対して帳簿への全面的なアクセスを要求しているものの、中国側は地元会計事務所による監査文書を外国機関が閲覧することを禁じており、両国間の監査を巡る紛争となっている。
関係筋によると、協議は「比較的スムーズに」進んでいる。関係者の1人は監査と規制面での協力について「できるだけ早く」合意することが期待されていると語った。
別の関係者は「以前は監査基準について見解が異なる部分もあったが、前向きに動いている」と述べ「次の段階は詳細についてより深く進めていくことだ」と指摘した。