[リビウ(ウクライナ) 16日 ロイター] - ウクライナ当局は16日、南部マリウポリからザポロジエに向け退避する民間人の車列に向けロシア軍が砲撃し、子どもを含む少なくとも5人が負傷したと非難した。
ザポロジエ州知事は、攻撃を受けた車両などが写っている写真や動画を公表した。
ウクライナ軍も別の声明で、攻撃があったと報告。攻撃で負傷した子どもの写真を示した上で、負傷者の確認作業が続いているとした。
また、ウクライナ外務省は数百人の市民が避難しているマリウポリの劇場をロシア軍が爆撃したと発表した。その上で、多くの人が劇場に閉じ込められているとし、ロシアが戦争犯罪を起こしていると非難した。
死傷者の数は明らかになっていない。ロイターは現時点でこれら情報を確認してない。
これに対し、ロシア側は民間人への攻撃を否定。ロシア通信(RIA)によると、ロシア国防省はロシア軍は劇場を攻撃しておらず、爆破したのはウクライナの極右部隊「アゾフ大隊」だと主張した。ただそれを裏付ける証拠は示していない。
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