[フランクフルト 31日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は31日、ユーロ圏は今年もプラス成長を維持するが、上期は弱いとの見通しを示した。
アムステルダムでのフォーラムで副総裁は、「私の印象では、第1・四半期の成長率はわずかにプラスで、非常に低い成長率になる。第2・四半期はゼロ近辺という印象」と指摘。下期は盛り返すと予想され、スタグフレーションの可能性は今のところ低いと述べた。
ユーロ圏のインフレ率は今後数カ月上昇し続け、年央あたりにピークに達するとの見通しを示し、「下期には下がり始める」と述べた。
4月1日に発表される3月のインフレ率は7%を上回り過去最高と予想されている。