[ロンドン 4日 ロイター] - 英政府は4日、ロシアへのサービス輸出を全て禁止し、63の個人や団体に制裁を科すと発表した。
これにより、ロシアは英国の経営コンサルティング、会計、PRサービスへのアクセスが遮断される。
トラス外相は声明で「プーチン政権とのビジネスは道徳的に破綻しており、ウクライナに甚大な苦しみをもたらしている戦争マシーンに資金を提供することになる」と指摘。「英国のサービスへのロシアのアクセスを遮断することはロシア政府にさらに圧力をかけ、最終的にプーチン氏のウクライナでの失敗につながるだろう」とした。
クワーテング英民間企業・エネルギー・産業戦略相は、英国は「ロシア政府を軌道修正させるために経済的圧力を強めている」と語った。
英国はまた、メディア企業や個人のジャーナリストに対する制裁も実施。フィルプ技術・デジタル経済相は、ロシア国営メディアの「RT」と「スプートニク」が「プーチン氏のウクライナ侵攻を正当化するために重要ニュースのように装った危険なたわごとを量産してきた」とし、両社がすでに英国内の電波から追放され、両社との取引が一切禁止されたと指摘。両社の「嘘の拡散を防ぐために」、ウェブサイトやソーシャルメディアアカウント、アプリなどへのアクセスも禁止したとした。